新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の事業を受託した「サービスデザイン推進協議会」の代表理事笠原英一さんが8日に辞任の意向をしめしていますが、代表理事笠原英一さんは業務の細かい内容については、元電通社員に委任していると話しています。
今回、問題になったのは、中小企業などに最大二百万円を支給する持続化給付金で、国から事業の委託を受けた一般社団法人サービスデザインを巡って、給付業務の大部分を広告大手の電通に再委託し、中抜きの疑惑とともに業務の不透明さが表面化し、ニュースをにぎわせてます。
持続化給付金事務受託法人代表理事の笠原英一氏に受託の経緯について質問すると。
「4月の時点で受託するということを事後的に私は聞いているんです。」
次に持続化給付金事業の責任を負っている自覚を問うと、
「これね私はすみません飾りです。」
(画像news23) pic.twitter.com/gZwTNkVjES— あらかわ (@kazu10233147) June 3, 2020
辞任する代表理事笠原英一氏とは
「サービスデザイン推進協議会」の代表理事笠原英一は、「アジア太平洋マーケティング研究所」というコンサルティング会社の所長です。
また、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(MBAコース)の客員教授も務めています。
(出所:アジア太平洋マーケティング研究所HP)
サービスデザインのネット上の公式HPについて
今回、サービスデザインを調べると国税庁の法人番号公表サイトによると、平成28年5月18日には法人番号が指定されている様です。
参考https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=9010405014817
公式のHPはドメイン取得が6/1とありつい最近のようです。
持続化給付金のトンネル法人、サービスデザイン推進協議会、ドメイン取得が6/1なんや。 pic.twitter.com/J2GiMnmWqO
— 齋藤雄三 (@yuzosaito919) June 5, 2020
なお、仕事は、落札情報から仕事は、平成28年5月16日付公募情報「平成27年度補正予算「サービス産業海外展開基盤整備事業(おもてなし規格認証に係る認定機関及び認証機関の立ち上げ・運用支援等)」の公募について」であり、設立と同時に公募案件を落札したようです。
民事法務協会の登記情報提供サービスで有料閲覧をすることにしました。
参考:https://note.com/tokyodistillery/n/n6564a5ecf2a3
今回の渦中は笠井氏以外の実際の運用者は?
もちろん、トップは責任がありますが、実際に笠井氏の意見が真実だとすると、
今年2月に内々に辞意を意思表示した。私には執行権限がなくなり、給付金の件は責任が執行部に移った
笠原英一代表理事「この案件の執行権限がなく、細かいことは分からない。元電通社員の理事に委任している」
元電通の理事に「委任」 給付金受託法人の代表(共同通信) – Yahoo!ニュース https://t.co/xzhbGn7bE0
— 日本共産党(公式) (@jcp_cc) June 6, 2020
この執行部はだれなのでしょうか
文春オンラインから
代理店関係者が言う。
「『サービス協議会』は、
経産省肝いりの『おもてなし規格認証』という制度を運営する団体として2016年5月16日に設立された。
主導したのは当時電通社員だったA氏でとあり
(2020年5月27日配信)
上記の通り、サービスデザイン推進協議会を設立の計画をしたのは「電通」の人間だったのです。
そこで、このサービスデザインに関わる電通の社員を調べると設立メンバーに「平川健司」という名前が確認されました。
事務局を務めるサービスデザイン推進協議会・業務執行理事の平川健司氏にお話しいただいた。
※「https://www.compass-it.jp/pickup/3557」より引用
(2018年8月13日公開)
平川 健司 (ヒラカワ ケンジ)
株式会社電通
プラットフォーム・ビジネス局事業企画部長
東京大学文学部卒業後、
株式会社電通に入社。
※「https://academy.meiji.jp/course/detail/1394/」より引用
また、サービスデザイン推進協議会の理事電通・平川健司氏以外の元電通社員はだれかいるのかと調べましたが、
設立会社で電通が入っているのは見つけましたが他の名前がわかる方はおりませんでした。
文春オンラインの情報では、設立を主導したのは当時電通社員だったA氏とあり平川健司さんは電通社員ではありますが、違うようです。
まだ、サービスデザイン推進協議会に関わる不明な電通社員は設立時理事(全3名)のうち、電通出身の平川健司氏、トランス・コスモス出身の浅野和夫氏の2名が現在に至るまで留任しています。
まとめ:電通社員Aはだれなのか?
現在、電通の名前が出てくるのが電通出身の平川健司氏です。こちらは、設立時理事であり当時電通社員ではありましたが、それであれば笠井氏も名前を出しているのではと思われます。
ネットでは、笠井氏は、電通の友人に頼まれて、インバウンドの研究をやろうと思って代表理事に就任した、と説明しており、この電通の友人というのは、笠原英一の元教え子とのことです。
平川健司氏の次に出てくるのはこちらの電通社員さんですが、教え子とのことで、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(MBAコース)の客員教授の学生と思われます。
ネットで調べましたら2014年度春学期に開講された笠原英一先生という記載を見つけ長く教鞭をとられているようですが、MBAコースは人数が少ないのと電通の情報で
文春から今後情報が出てきそうです。
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